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発達3歳以上児


大人は子どもに寄り添い、そっと背中を押してあげましょう。

これまでは大人に頼り、大人との関係を中心に行動してきた子どもが、このころからは一人の独立した存在として行動しようとし、4歳頃になると自分と他人との区別もできてきて、自我がよりはっきりしてきます。生活習慣は自立へ向かい、運動機能はますます伸び、自信がつくとともに、予想や見通しを立てる能力が育ってきます。
大人はまず、できたことを大いに認めて、次のやってみようという意欲や自信を持たせてあげましょう。さらに友だちとの関わり合いの中で、ぶつかり合い、葛藤も生じます。すべて成長の証、子どもの気持ちに寄り添いつつゆっくり思いを受け止めましょう。


理念・目標

●階段を2・3段飛び降りられる
●片足でケンケンができる
●砂山やトンネルが作れる
●ハサミを使って紙を切り抜く
●トイレでの排泄が自立する
●箸を使って食べられるようになる
●自分たちだけに通じるルールを作って遊ぶ
●「自分で」「やって」という自立と甘えが共存する
●800〜1000の言葉が身に付く
●「なぜ?」という質問が増える
●スキップができる
●鉄棒などにぶら下がれる
●ボタンどめができる
●左右の手を交互に閉じたり開いたりできる
●睡眠のリズムができ上がってくる
●食事、排泄、着脱が自立できるようになる
●ルールを守って遊ぼうとする
●人にどう見られているかを気にするようになる
●園であったことを話したりできる
●言葉で話し合うことができるようになる

●縄跳び等ができるようになる
●絵を描く時、後ろ姿には目や鼻がないことが分かる
●文字が書けるようになる
●10くらいまでの数を数えなくても分かる
●食事、排泄、着脱といった日常生活がほぼ
 自分だけでできるようになる
●友だちのしていることが気になる
●嫉妬の感情が前面に出てくる
●自分の気持ちを言葉で伝えられるようになる
●「昨日」「今日」「明日」といった時間の概念が育つ

●乳歯が生え終わり、永久歯に生え変わる子もいる
●物を投げてかごなどに上手く入れることができる
●歯ブラシを使って歯を磨ける
●タオルを使って顔を拭ける
●衣服の調節が必要に応じてできる
●排泄の後始末が自分でできる
●相手の気持ちを想像できるようになる
●友だちの頑張った所を認められるようになる
●ほとんどの子が平仮名を読めるようになる
●話し合いによってトラブルを解決しようとする

 

いろいろなことに対して我慢したり、がんばったりする力が育ってくるこの時期には、大人側の配慮として、「がんばりすぎなくてもいいんだよ…」というメッセージも大事なことです。「あなたがやりたいようにやっていいんだよ」…「お兄ちゃん、お姉ちゃんでも甘えたいよね」…「お話しできてえらかったね」…
など認めてあげたり、受けとめてあげることが集団社会の中へ元気に飛び出していくエネルギーとなるのです。


理念・目標